暗号化解除が実際にやること

PDFのロックには2種類あり、どちらもファイルのプロパティでは「暗号化」と表示されます。

暗号化解除はそのどちらか、または両方を外して、普通のPDFと同じように扱えるようにする作業です。ページの中身そのものは変わりません。

  • 開くためのパスワード(ユーザーパスワード):入力しないとページが一切表示されません。
  • 権限パスワード(オーナーパスワード):入力なしで開けますが、印刷・テキストのコピー・編集が制限されます。

できないこと

パスワードを知らない場合、ブラウザ上のツールではファイルを開けません。現在のPDF暗号化(AES-256)はWebページの中で総当たりできるものではなく、強いパスワードを「解読できる」とうたうサイトは、誤解を招いているか、非常に時間のかかるオフライン攻撃をしているかのどちらかです。

権限パスワードだけで、開くためのパスワードがないファイルなら、制限を外せる場合があります。ただし法的に曖昧な領域なので、自分が権利を持つ文書だけで行ってください。

ブラウザで暗号化解除する手順

4ステップで、ソフトのインストールは不要です。

  • PDFのロック解除ツールを開きます。
  • 暗号化されたPDFをページにドロップします。
  • 求められたら開くためのパスワードを入力します。
  • 解除後のコピーをダウンロードします。元のファイルはそのまま残ります。

必ずコピーに対して作業してください。他の人から届いた暗号化ファイルなら、相手の原本には手を付けないようにします。

解除後に変わること

暗号化を解除したPDFは無防備なファイルです。受け取った人は誰でも読み、コピーし、転送できます。共有ドライブではなく、自分の領域に置いてください。

公共や共用のパソコンでは機密文書を扱わないほうが安全です。ダウンロード履歴やブラウザのキャッシュに痕跡が残ります。